電気設備

小さな妥協を重ねない。それが建物の価値を長く守り抜く

22年の設計経験を経て見えた、発注者側の新しい景色

前職の総合設計事務所では、22年間にわたり電気設備の設計・監理に携わってきました。当時から三井不動産のプロジェクトを担当する機会があり、街づくりを担うデベロッパーとして「建物を技術で支える役割」に魅力を感じて入社を決めました。

実際に発注者側に立ってみると、見える景色は大きく変わります。受注側では「与えられた条件の中で最適な方法を考える」ことが中心でしたが、現在は現場の視点に加えて資産価値や事業全体を見渡し「そもそも何をやるべきか」を考える視点が求められます。コストや将来性、リスクまで含めた広い視野での判断が必要になる分、計画段階から長い期間関わり、議論や調整を重ねてきたプロジェクトが一つの建物として形になったときの達成感は格別です。時間をかけて積み上げてきたプロセスが実を結ぶその瞬間にこそ、発注者側でしか味わえない仕事の真の面白さと醍醐味があると感じています。

根拠ある説明と、見えない部分への妥協しない姿勢

品質管理や工程管理において私が最も譲れないのは、「目先だけで判断しないこと」です。三井不動産ブランドを支える立場として、その場しのぎの対応ではなく、長期的に安心して使い続けられる品質の確保を大切にしています。特に見えにくい細かい部分こそ丁寧に確認し、小さな妥協を重ねないことが、安全で快適な環境づくりと建物の価値向上につながると信じています。

複雑な調整や困難な課題に直面した際は、電気設備に関する規定や法令を根拠に論点を整理し、「なぜそうすべきか」を関係者に論理的に示すことを心がけています。感覚ではなく基準を明確にすることで、理解と納得を得ながら合意形成につなげています。

また、当社には経験豊富な先輩が多く、部門を超えて気軽に相談できる風通しの良さがあります。こうした環境に支えられながら、新たな改善にも前向きに挑戦できることが、建物や街の価値向上につながっていると考えています。

オンとオフの好循環が、質の高い仕事を生む

当社の魅力の一つは、仕事とプライベートのどちらかに偏るのではなく、双方を無理なく両立できる環境が整っていることです。休暇が取得しやすく、過度な残業に偏らずゆとりを持って働けること、オンとオフの切り替えがしやすいことは、プロとして長く働き続けるうえで非常に重要な要素です。私自身、そうした働き方ができているからこそ、長期的に安定したパフォーマンスを発揮できていると実感しています。

私たちの仕事は決して一人で完結するものではなく、周囲と連携しながら積み重ねていくものです。部署内には困難な課題でも互いにしっかり支え合い、安心して挑戦できる温かい風土が根付いています。これからもチーム一丸となり、長期的な視点で建物や街の価値を技術で支え続けるという誇りを持って、日々の業務に取り組んでいきたいと考えています。

各専門領域の紹介

三井不動産エンジニアリングは、三井不動産と一体となってプロジェクト運営を技術領域から支援する役割を担っています。また、これからの社会に必要な技術のための調査・研究や、知的財産の蓄積等日々ナレッジを蓄積しています。これらを成し遂げるためには、幅広い領域をカバーする体制と、組織一丸となった取り組みを担う専門性の高い人材が不可欠です。三井不動産エンジニアリングの組織を構成している主な専門分野をご紹介します。