電気設備
建設技術本部 環境技術部
電気設備担当

“生きた情報”のキャッチアップで、設備の最適化を目指したい。

最大の使命は環境負荷低減に資する取り組み

今のポストを務めるようになってまもなく2年になります。現在は環境技術部で電気設備を担当しています。具体的には、三井不動産が手掛ける商業施設やホテルを中心に、技術面など施工の方向性をチェックして、品質を監修するのが主な役割です。

ここでいう品質とは、施工の出来栄え、建物電気設備の使い勝手だけではありません。今、最も重視される課題のひとつは、三井不動産が打ち出すESG課題への取り組み方針に沿って、いかに環境負荷を軽減するかです。ご存じのように建設業は環境に与える影響が大きい業種であり、ビルひとつ建てるにあたっても膨大な量の資材を用います。その資材を造るために、鉄鉱石を溶かして製鉄し、プラスティックを精製するために石油を消費し、さらにそのプロセスには多くの電力を使っています。そのため、資材の無駄を省くことに全力を注ぎ、過不足のない設備の構築に注力することが、私たちの使命ということになります。

アカデミックな情報の必要性

また、建物は造って終わりではなく、その後の何十年にわたるランニングコストも考えなければなりません。発注者の側にとっても施工者の側にとっても最適な建設を目指すには、“生きた情報”が不可欠であると私は考えています。

生きた情報とは、特定の立場やメーカーの利益に偏らない、アカデミックな情報のことです。学会や工業協会などが発信するエビデンスに基づく正確な情報を中心に、時代の流れに取り残されないよう足元を固めることは重要でしょう。また、前職で培ったコア的技術に関する知識を生かすことも大切ですが、違う畑の知識を積極的に学ぶことも必要です。私の場合は元が施工畑ですから設計に関する知識を学ぶべきですし、逆もまた然りでしょう。その結果として、本当の意味で機能的で持続的な建設事業が実現できれば嬉しいですね。

いい仕事をして、その成果を社会に還元したい

そうした学びを求める上で、この三井不動産エンジニアリングというのは理想的な会社であると感じます。やはり、各ジャンルのエキスパートが揃っていますからね。

また、休暇が取りやすい環境が用意されているのも大きな特徴でしょう。体力の余裕を保つことができ、私のように体力に翳りが見えつつある人間でも、無理なく力を発揮することができます。昨今つとに感じるのは、やはり仕事は体が資本であるということです。いい仕事をして、その成果を社会に還元するためには、やっぱり心身をベストな状態に保たなければなりません。そのためのワークライフバランスが維持できるのは、非常にありがたいことですよね。

各専門領域の紹介

三井不動産エンジニアリングは、三井不動産と一体となってプロジェクト運営を技術領域から支援する役割を担っています。また、これからの社会に必要な技術のための調査・研究や、知的財産の蓄積等日々ナレッジを蓄積しています。これらを成し遂げるためには、幅広い領域をカバーする体制と、組織一丸となった取り組みを担う専門性の高い人材が不可欠です。三井不動産エンジニアリングの組織を構成している主な専門分野をご紹介します。