空調・衛生設備
建設技術本部 環境技術部
空調・衛生設備担当

ユーザーファーストを第一に、持続可能な建物を造る。

前職で培った知見を生かして

私の前職は設計事務所で、機械設備設計を担当していました。三井不動産のプロジェクトを担当したこともあり、双方の事情を知る立場として、発注側からこれまでの知見を生かすことができるのは、ひとつの強みになっています。

現在は環境技術部で機械設備を担当し、主な領域は空調・衛生設備です。この空調の分野というのは、基本的なシステム・技術は私が学生の頃と大きく変わったとは感じていません。最近ではAIが用いられるなど、さらなる省エネ性と快適性が重視されています。また、現在では感染症対策の観点から換気の性能アップが求められたりと、時代に合わせた対応が必要とされる分野でもあるのも事実。求められる品質にいかに近づけていくか、常に頭を悩ませています。

大切にしているのはユーザーファーストの視点

仕事をする上で最も大切にしているのは、今も昔もユーザーファーストの視点です。例えば前職時代には病院を設計する際、「自分の身内が患者としてここを使うなら、どういう病院であれば安心できるか」と考えるようにしていましたし、現在のポストでビルを手掛ける際には、やはりテナントとして利用する側の立場をイメージして、細部まで検証するようにしています。

また、三井不動産はSDGsという言葉が生まれる以前から、環境問題に熱心に取り組んできた会社です。空調の分野で言えば、ただ室内を温めたり冷やしたりするだけでなく、やはり省エネ効率は重要なポイント。当然我々も、地球温暖化防止を意識しつつ、快適性・使いやすさを維持しながら省エネ性を追求することになりますが、そこでいかに将来を見据えたものづくりができるかがユーザーの満足度を左右します。構造上、最新の設備をあとから追加するのが難しいケースも多いですから、これは大切な視点だと思います。

エキスパートに囲まれた環境の強み

三井不動産エンジニアリングには、各分野に秀でたエキスパートの集まりです。私も入社から5年目に入りますが、それぞれの個性を認め合い、お互いが気持ちよく仕事ができるよう配慮し合う社風があることから、ストレスなく日々の業務にあたることができています。

与えられたこの環境で、できるかぎり最新技術をキャッチアップし、それを活用できるよう最善を尽くすことを常に心がけていますが、何かわからないことがあった時、すぐにそれを質問できるプロが周囲に大勢いるのは心強いですね。ワークライフバランスが保たれ、精神的にもゆとりが維持できているため、必要な知識を勉強する時間が確保しやすいのも助かっています。

各専門領域の紹介

三井不動産エンジニアリングは、三井不動産と一体となってプロジェクト運営を技術領域から支援する役割を担っています。また、これからの社会に必要な技術のための調査・研究や、知的財産の蓄積等日々ナレッジを蓄積しています。これらを成し遂げるためには、幅広い領域をカバーする体制と、組織一丸となった取り組みを担う専門性の高い人材が不可欠です。三井不動産エンジニアリングの組織を構成している主な専門分野をご紹介します。