プロジェクト推進
建築

プロジェクト本部 プロジェクト推進部
ホテル・リゾート担当

ホテルが持つさらなる可能性を広げていきたい!

オリンピック招致を機に転職を決意

前職の設計畑を経て、三井不動産エンジニアリングに入社したのは2015年のことでした。きっかけはそれまで担当していたマンション業界が振るわなくなってきた一方で、東京オリンピックの招致が決まったことです。オリンピックはやはり、建設業界にとっての一大トピックであり、自分自身のキャリアの行く末を考え、「よし、勝負してみよう」と決断するのに十分なものでした。

かねてから東京のホテル不足が指摘されているように、オリンピックに合わせた需要の高まりで、きっとこの領域には多くのチャンスがあるはず。そこで自分の力を試したいとの思いが叶い、入社後はプロジェクト推進部でホテル事業を担当しています。三井不動産が手掛ける案件の技術支援が主な業務で、いわば事業を支える黒子の役どころですが、自分が持っている技術を生かすのに、これ以上ない環境が与えられていると感じています。

これからのホテルが担うものとは

ホテルというのは、ハードだけでなくソフト面への理解がなければ、十分なものを造ることができません。どれだけデザインの優れた建物を造っても、サービスが追いついていなければいいホテルにはなりませんし、逆もまた然りです。その意味では独特のノウハウが求められるジャンルと言え、私としては優れたサービスを提供しやすいハードをいかに実現するかが腕の見せ所となります。

また当然、世界中で懸念されている環境問題とも無縁ではいられません。資本主義一辺倒の考え方が見直されつつある中、人々の心のゆとり、充実した時間の過ごし方を再考する上で、ホテルはその担い手になり得る存在だと思います。コロナ禍でデイユース需要が拡大したように、ホテルは意外と人々のニーズに柔軟に対応できる業態なので、まだまだ様々な可能性を秘めているはず。そうした使命感を胸にプロジェクトにあたり、竣工したホテルに初めてのお客様がやってくるシーンでは、毎回胸が熱くなるものを感じています。

ホテル事業に新しい価値観を

三井不動産グループは大きな組織です。だからこそ様々な役割を担っており、新たな価値観を生み出すことができます。そうしてその分、最先端の技術や知見を得やすい立場にもあり、そういて蓄積したものを今後どう生かしていくかが、自分にとっての課題であり目標となっています。

ホテルはとりわけコロナ禍による逆境に直面する業態であり、いかに生き残るかを考えなければならない局面に置かれています。しかし、だからこそ、この先に求められるであろう新しい価値観を具体化するために、今から備えておく必要があるはず。そうした広い視野の下で仕事を考えられるのも、この職場ならではでしょう。

各専門領域の紹介

三井不動産エンジニアリングは、三井不動産と一体となってプロジェクト運営を技術領域から支援する役割を担っています。また、これからの社会に必要な技術のための調査・研究や、知的財産の蓄積等日々ナレッジを蓄積しています。これらを成し遂げるためには、幅広い領域をカバーする体制と、組織一丸となった取り組みを担う専門性の高い人材が不可欠です。三井不動産エンジニアリングの組織を構成している主な専門分野をご紹介します。